2012年3月29日木曜日

カテゴリー[その他酒] - ヨーロッパ、ドイツワインについてのいろんなこと


僕はドイツワイン好きですが、いちおう資格を持ってる身ですし現地で飲むとおいしいワインに出会える確率が高いので、ワイン産地のあるヨーロッパの国を訪れるときにはその地のワインを飲むようにしています。
事前に勉強はしますが、ちゃんと把握しているわけでもなく、ワインバーやレストランなどで手頃な値段のグラスワインを飲む程度なので、その国のワインに少しふれる程度ですが、それでも傾向などは理解することができます。
代表する品種と産地はおさえるようにしていたり考えては飲んでいます。

ということで一週間いたクロアチアとスロベニアでもなるべくワインを飲むようにしました。

産地までをはっきりと意識しながら飲んでいたわけではないので、ふたつの国のワインの違いを書きつつ特徴を書くぐらいにとどめます。

大雑把にいってしまうと、クロアチアは地葡萄の品種が中心でスロベニアは日本でもよく知られているフランスでも使われている葡萄品種が中心でした。
とはいえどちらもフランスやイタリアとは異なる独特の味わいでした。でもスロベニアのほうがわかりやすい品種なのでなじみやすいかなと思いました。

そしてスロベニアのワインは下のクラスでもおいしく飲めるワインは多く、むしろ同じ値段を出すならフランスやイタリアのものよりおいしいと思えるワインが多いような気がしました。高いのにはしっかりしたものもあると思いますが、手ごろなものは比較的ライトなタイプが一番良いような気がしました。ライトとはいえどカベルネソーヴィニヨンもなかなか良かったです。
白ではピノブランなどがあり、イタリアのワインより僕は好きでした。

クロアチアのほうは気候の特徴もあるのかイタリアのようなテイストの赤ワインが多かった気がしました。多少濃いめで熟した葡萄を感じるタイプです。ただ土地の風味で異なるテイストに仕上がっています。
こういうワインは低価格ではなくそこそこしっかりとした造り手のほうが良いような気がしました。
そういう価格帯のワインはコストパフォーマンスも含めて他の国に比べて秀逸だと思いました。

ということで、気軽に飲めるタイプのおいしいワインに出会えるのがスロベニア、ワイン好きも納得するワインに多く出会えるのがクロアチアかなーと思いました。
とはいえクロアチアの北のほうはスロベニアと似ているものもあると思うので一概にはいえないとは思いますが大きく括るとそんなかんじだと思いました。

この二つの国のワインは、すーっと飲みやすいタイプも多くコストパフォーマンスも良いので日本に輸入されてたら好意的に受け入れられるのではないかと僕は思っています。
東のほうではオーストリアが注目を浴びていますが、クロアチアとスロベニアも日本でもそのうち火が付つくよう気がしています。



ドイツワインではなく違う国に浮気してみます。

僕はドイツワインを一押ししていますが、低価格の辛口(フルーティーなのを含む)の白ワインはドイツよりもおいしいのはいっぱいあると考えていたりします。もちろんドイツだけでフルコースで選んでくれと言われれば簡単に選べますが、僕自身だったら同じ値段でドイツと他の国のがあったらイタリアやスペインのを選んでしまいます。
現地でもそこで飲むその土地のワインはレストランやバルのデイリーのグラスワインでもすごくうまく感じます。特にスペインでは全くはずれにあいませんでしたから。
(日本だと好みにあうフランスの白にはほとんど出会いませんが。)

そんな僕が新たな辛口のすばらしい国を知ってしまいました。
それがオーストリアです。

今まで全くオーストリアワインを飲んだことがなくてドイツワインに似ているだろうくらいのイメージしかなかったのですが、オーストリアを訪れることが決まったのでワインについても情報を少しだけ仕入れて現地に着いた状態でした。

ほとんど無知に近い状態でしたが色々な葡萄の種類を飲むことにしました。産地や醸造所はよくわからんので。

といってもやはりピンきりなのは明らかなので信頼できそうな店でだいたいは飲みました。
一番利用したのはWEIN&Coという酒屋なのですがバーが併設しているところもあります。ウイーンには何軒もあるし他の都市にもだいたい存在しています。グラーツでも利用しました。
ウイーンで金曜の23時ごろに入ろうとしたら立つ場もないくらいぎゅうぎゅうに人がいたので諦めました。安いというのもあるから人気があるみたいですね。

他にはウイーンでは地下にあるセラーみたいなところを改造したワインバーや空港でも飲みました。空港に酒屋併設のバーがあるってすごくうれしいです。初めて発見したのですが他の国にもあってほしいです。

さてワインですが、けっこうちゃんとメモを書いていたのですが、ドイツでそのメモを落としてしまいおおまかなことしか覚えていないのをご了承ください・。

オーストリアで一番有名で生産量も多い白の品種がグリューナー・ヴェルトリーナーです。
早飲みのワインということで質もたいしたことないと思っていたらそんなことはありませんでした。
酒屋がグラスワインで提供するようなワインは十分満足できますし、トップの醸造所もこの品種ですばらしいワインを造っているみたいです(ドイツでのグローセスケヴェックスのようなものです)。
まだ僕はそこまで高いのは飲んでいませんがデイリーワイン的なものでもおいしかったです。キリッとしていて引き締まっているのが他の国の同価格のワインと違うところですごく良いなーとおもいました。和食にもあわせられます。

他にはムスカートも同じような印象ですごい良かったし、シャルドネもブルゴーニュのニュアンスを感じてよかったです。他の品種でもどこに似ているかというとブルゴーニュの味わいに近いかなーという印象でした。
ヴェルシュリースリングは僕の好みではないみたいです。モワッとするものがあまり好きではないというこもあって。がぶ飲みのデイリーワイン用という印象でした。

結論をいえば低価格のデイリーワイン(10ユーロぐらいまで)の辛口ならドイツのQBAかカビネットよりもオーストリアのワインのほうが質は良いと思いました。
ドイツの下のクラスの辛口はまったりとしたかんじなので飲み口や口の中での印象があまり良くないのですが、オーストリアのは引き締まっているかんじで飲みごごちがとてもよいのです。そのうえにフルーティさもありアルコール感もあまりないのでフランスやイタリアとは異質な飲み心地です。
オーストリアは昔はドイツと同じようなワインを造っていたみたいなのですが、不凍液というものを混入させて甘くさせていたという事件が発覚してから印象が悪くなったので、信頼を回復させるために独自の路線ということで辛口のワインに力を入れていたみたいです。この努力が身になっていると僕は実感しました。

貴腐系の甘いワインも2種類飲みましたがこれはパッとしませんでした。アルコール感がけっこうあるのでそれならソーテルヌやトカイワインのほうが良いし、ドイツのリースリングのような甘口(モーゼルやラインガウのような)も存在しないような気がしたので、あまりおすすめはできません。
それに僕はオーストリアでドイツのシュペートレーゼやアウスレーゼのような甘口のワインを全く見かけませんでした。
オーストリアにしか行かないのなら甘口ワインを飲む価値はあるとは思いますが。


ウォッカはどのように多くのカロリーを持っていません

赤は二回しか飲まなかったのですがブラウフレンキッシュのものがよかったです。
ややフルーティで飲みやすい、といっても安っぽくはないので、デイリーワインとしては赤もけっこう良いと思いました。

日本でもけっこう注目されていて雑誌でも何回か特集を見かけたし、百貨店でもおいてあるところはけっこうな種類がありました。
僕自身がもっと色々飲んで研究してみたいし、オーストリアワインは日本人の口にとてもあうという印象を持っているのでもっと広まってほしいと思っています。
僕のこの記事では想像しづらいと思うので、興味を持った方はオーストリアワインに重点を置いている酒屋さんに直に質問してみるのが近道だと思います。


と日本に帰ってからはオーストリアワインのほうに注目がいっているのでした。もちろんドイツワインが大好きなのはかわりなく、布教活動をがんばっていこうと思っていますが、個人的の今のブームはオーストリア・ということです。

酒屋でオーストリアワインを眺めていて思ったのですが、葡萄の品種の違いはわかっても産地やヴィンテージでかなり味わいは違うのでボトルだけを見て買うのは相当勇気がいる、という感覚を久しぶりに味わいました。
ドイツだと産地(畑)、等級、ヴィンテージ、アルコール度数からだいたいの味わいは想像つくのですが、これはけっこう特異なことで、僕がオーストリアワインでとまどったような感覚で大多数の人はいるのだとあらためて実感しました。
だから酒屋さんには専門知識のある人が必要だし、雑誌を見てワインを買う人もいるし、知識のある人が情報を提供するということも大切だと思いました。まあ当たり前な基本的なことではあるのですがあらためて感じたのでした。
知識のあるプロの人ってこういう基本的な大事なことをを忘れていってしまうのじゃないかなーあんて思ったのでした。


クリスマスマーケットでの現地の人の醍醐味は温かい飲み物を飲みながら仲間と談笑することです。体が温まるように作ってある飲み物なのですがわざわざこんな寒い外で飲んで立ち話しなくてもいいんじゃない、と思ってしまうのですがクリスマスといえばこれをするのが定番、習慣になっているのでしょうね。

さて、実際に訪れるまでは飲み物はどこも一緒じゃないかと思っていたのですが実際には国ごとに明らかに違いがあることがわかったのでちょっと書いてみたいと思います。

クリスマスマーケットの飲み物として連想するのはグリューワインだと思います。ワインを温めてシナモンや香辛料、砂糖やフルーツなどを入れた少し甘いお酒です。これは日本でも知っている人はけっこう多いと思います。クリスマスマーケットの存在を知らなくてもグリューワインは知っているという人もいると思います。
その場で作ってると思っていたのですが、どうやら工場などで事前に色々入れて加工しているものを屋台では温めているだけのものがほとんどのようでした。でもBioのものや自家製のグリューワインも少しですが見受けられました。

オーストリアではPunschという飲み物も主流のようでほとんどの屋台にメニューにのせてありました。グリューワインはなくてPunschだけの屋台もありました。
はじめはどんな飲み物かもわからなくて頼むのが怖かったのですが、どうやらこれはラムなどのリキュールにグリューワインと同じようにシナモンや糖分を入れて温めたもののようです。これをベースにリンゴジュースやオレンジジュース、ワインなどをたしていろんなバリエーションが存在していました(アルコールが入っていない子供が飲めるものもあります)。
その中でもどうやらアップルプンシュが定番のようでした。グリューワインより甘めで飲みやすい印象がありました。僕が飲んだ屋台は最初から完成しているのではなくてその場で割るものをたしていてさらにレーズンが入っていてとてもおしかったです。
Punschで僕のおすすめはビールで割っているBierPunschです。これは甘さも強く感じずお酒なかんじもあるのでグリューワインよりもかなり好みでした。
ドイツでもこれを飲もうと思っていたのですがPunsch自体が存在していなくてグリューワインしかないことにとても驚きました。たぶん二度ぐらいは見かけたとは思いますが。

グリューワインやプンシュはこういうカップで飲みます。これはマーケットごとに柄が異なっていてこれを眺めるだけも面白いと思いますしクリスマスの雰囲気を感じますよね。
トリアーでは屋台ごとに違っていてブーツの形をしているものもありました。
写真のはヴィースバーデンのです。今回見た中で一番素敵だったのがこれです。

あと容器で発見したことが二つあります。
オーストリアはカップの容量がほとんどは350mlだったのにドイツは250mlが主流だったのです。オーストリアでこんなにいらないよと思っていたらドイツではちょうどいい量だったのです。それにドイツのほうが1ユーロぐらい安いなあと思っていたらそういうことだったということがわかりました。
あと、ベルギーではこういう専用カップがないことがないのも驚きでした。紙コップで提供されているのです。量も250mlもないような気がしました。国によってこんなにも違うのだという発見でした。

専用カップは購入するときにデポジットで余分に払っていて飲み終わって屋台にカップを返すとお金が戻ってくる仕組みです。

それとベルギーではヴァルムビーア(オランダ語でこう呼ばれていた気がします)というものがあります。日本ではグリュークリークと言ったほうがベルギービールが好きな人にはわかると思いますが、これはさくらんぼ(クリーク)の果汁が入っているビールを温めたもので、温ためて飲む用に専用で製造されていて瓶でも売っています。
日本では新聞でもとりあげられているしクリスマスビールと共に冬の定番になっているのですが(ベルギービール好きの中ではですが・)、どうやらベルギーではクリスマスマーケットに登場したり一般的に知られるようになったのはこの一、二年のようなのです。
たまたま話をした現地のガイドさんや知り合いのオランダ人も最近知ったと言っていました。僕は5年も前に日本で存在を知っていたのにです。

写真はティママンスのブースです。クリークといえばやっぱり赤なんですね。
味は大量生産的で深みがなく甘みもおいしい甘みではなかったです。前から飲んでるリーフマンスのほうがおしかったです。ただリーフマンスは倒産して買収されたので今後もう飲めないかもしれません。

ということで飲み物だけをとってもクリスマスマーケットは楽しめます。国ごとにも違っていたのも面白かったです。


ソムリエの二次試験の合格通知がきました。合格でしたー。
ということでソムリエになりました。

このブログを見続けてくださってる方も現実で僕を知っている方も見守っててくださりありがとうございましたっ。

一次も二次もほんとぎりぎりだったと思います。
ということもあってソムリエと胸はっていうのは気がひけます。ドイツ以外は、熟成してどういう変化をするとかテロワールによる違いとかあまりわからないしましてお客さんに説明なんてできるわけがありません。


オートミールでどのように多くの炭水化物

ワインの認定試験に限らず資格試験では、受かりさえすればなんでもいいという人、合格がゴールの人もいると思います。第三者からは資格を持っているだけですごいと思う人もいるでしょう。
でも特にソムリエはその知識の維持や持っていることの責任(自覚?)を持つことが大切なんです。ワインは幅も奥も広いので、充分に知識を得た、なんてことは到底ないわけで常に勉強しなくてはいけないのです。
ソムリエは毎年1000人ぐらいが合格してるので何千人もいます。だから資格を持っている人でもピンキリなんです。僕は確実にきりです。
なのでソムリエの名に恥じぬようこれからも勉強(実践的な)していきます。

もちろんおいしいドイツワインを捜し求めるというライフワークは捨てませんが。

 


でソムリエ二次の続きです。

今年はフランスのソーヴィニヨンブラン、フランスのピノノワール、オーストラリアのセミヨン甘口、とスティルワイン以外でのもう一種は甘めのシェリーでした。

ちょっとだけ感想を書きます。

ソーヴィニヨンブランは匂いが今までワインでかいだことのない匂いだったのでかなり戸惑いました。なんかすごい親しみのある匂いだなーと思ってたらラーメンのチャーシューの匂いだったのです!冗談でも誇張でもほんとうなのですよ。その後チャーシューの匂いにしか感じられずもちろんそんな選択肢はないので微かなほかの匂いをがんばって嗅ぎ取って選択肢を埋めてました。
僕は熟成したからこんな匂いでしかもフランスでこんなのがあるはずがない、と考えたのですが、フランスの若いワインということで完全にはずれました・。だってこんなワイン飲んだことなかったので。
どうやら新樽で熟成したからそんなくせのある香りになったみたいです(推測ですが)。

甘口のワインは一週間前に行われた他の二つの資格でもそれぞれドイツのリースリング、イタリアのモスカートがでていたのです。
このどっちかがだったらもっと楽に答えられたのにって感じでした。オーストラリアのセミヨンなんて初めて飲んだので。
でも甘口はドイツワインでたらふく飲んでるのであまりとまどうことなく直感で答えることができました。でもフランスワインしか普段飲まない人はとまどうのだろうなーと思いました。

もうひとつのシェリーですが選択肢に紹興酒もあったのですがこれととても迷ったのです。シェリーっぽい複雑さとアルコール感がなかったので。しかも僕は思い返してみたら紹興酒を飲んだことがないことに気がつきました。
でも直感を信じて(それと紹興酒は教本に何の記載もなかったということもあって)シェリーにしたら当たってました。試験終わった後にまわりの人のほとんどが紹興酒だよねって言っていたのでかなり不安になっていたのですが。


ということで今回のは無難なものというよりは、ピノノワール以外は自分の能力が試されるような出題だったと思います。僕は二次試験の前だけ一度スクールに通いましたが、定番なワインではなかったので学校で教えてもらったコツがそのまま通用するというのではなく自分の経験から選択肢を選ばなくてはならなかったのです。
意地悪な出題で腹は立ちましたが、なかなか考えられた良い出題だったのではないかと思います。
僕は試験用の選択肢(色や香りなどについての)を埋めるための試飲の勉強と、問題にでなさそうな品種でも分析をすることを心がけていたのでこれが役に立ったと思います。


そんなこんなで結果がでるまであと二週間あります。もう考えてもどうにもならないのについつい考えちゃいます。早く結果を知って楽になりたいです。


さて昨日気分転換にとちょっと日帰りで遠くに行ってきました。
時間があるときにちゃんと書きたいと思います。


 


日曜に浅草で行われていたクラフトビアフェスティバルというものに誘われたので行ってきました。クラフトビアー、ようは大手ではビール地ビールです。
とても有名なジャパンビアフェスティバルとは別物ですが、内容はそんなにかわりません。樽の管理など質はこっちのほうがちゃんとやっていると思われますが。

ふだんは好んで日本の地ビールを飲むことはまずないのですがせっかくの機会だと思っていってきました。
全国各地の地ビール会社から一種類か二種類出展されていて総勢40種類ちょっと、全て樽のビールです。
最初のチケットでは10種類飲めるのですが他の人のもいくつか飲ませてもらったので15ちょっとは飲んだかと思います。

その中で好印象だったものをあげてみます。

スーパーヴィンテージ(博石館ビール)
ポータータイプでアルコールは強いけれど飲み口がよくバランスもよかったです。

カベルネ(箕面ビール)
赤ワインで使われている葡萄品種カベルネソーヴィニヨンを使用しているフルーツビールです。香りは赤ワインそのものなのですが味わいはあまりフルーツぽくはなくふつうのビールに近い、という不思議なビールでした。何種類も飲むときに中休み的に飲むといいかもと思いました。

他にはエチゴのエクストラスペシャルビター、ベアードのこのイベントのために造られたざまあみろビールもよかったです。ざまみろは何が入ってるのかよくわからないのですが香りも良いし独創的な唯一無二な味わいでした。

残念ながらピルスナー、ヴァイツェン、などふつうのビールでおいしいというものはありませんでした。おいしい、というかふつうまでにも至らないものが数多くありました。がんばってる会社はいっぱいあると思い� �すがまだ世界との差は大きいかと。僕の好みの面もあるのですが。

会場では仕事上でお世話になっている人にも数人お会いしました。
酔っていて理解不能なことを言ってる酒屋さん、Tシャツをジーパンの中に入れていて思いっきりアキバスタイルのメーカーの営業さん!、など衝撃があって面白かったです。
こういう心からビール好きな人がビールの仕事に関わってがんばって普及していってくれることを切に望んでおります。


ということで


ソムリエ試験合格してましたーー。

といってもまだ二次試験があるので終わりではないのですけど、今年二次落ちても来年は一次免除です。
この違いはでかいです。一年経つとほぼ忘れてるだろうからまた一から憶えなくてはいけないので。


さて今年の試験問題、とても不評のようです。意地悪な問題や正誤問題がとても多く、問題にミスがあって正解がふたつになったのが数問あったりと(その問題の対応が二回変わったということも理由です)。

正解率も相当低かったみたいです。なので普段だと合格ラインが70点弱なのが今年は60点ちょっとなのではと言われています。
僕はだいたい62点から65点ぐらいだと思ってたので、終わって数日は落ちたなーと思ってました(特に時が経つにつれ)。正解だと思っていた問題をことごとく間違えてたので(でも後で全問みたら自信なかった問題がけっこうあってましたが)。
で情報(某掲示板)を見ていると60問ちょっとでも大丈夫そうなかんじでした。でもギリギリなのは間違いなかったので不安ではありましたが。この掲示板大嫌いなので普段はみないのですが初めて役にたちました(このスレはまともな人多かったし)。


綿菓子でどのように多くのカロリー

本当は楽勝でうかっててこれからのワイン生活のための自信にする予定だったのですが、今回の問題ではそうも言ってられなくなりました・。
分厚い教本の中から問題が出題されるのですが、だいたいの人はそこから重要な事柄を要点にまとめたもので勉強、記憶をします。でも今回は隅をつつくような問題が多かったのです。丸暗記だけではなくちゃんと理解してる人を通す、という意図だと思いますがそれにしても知識として不必要なことを問題にしているのが多かったです。

とはいっても勉強したこと自体は無駄ではなかったと思っています。
ボルドーのシャトーやカリフォルニアのナパ郡の産地とか歴史とか今後使いそうになさそうなのは試験のための勉強しかしませんでしたが、基本的なことは身になるように勉強をするよう心がけました。
なので去年はドイツワイン以外は最低限のことしか知らなかった人がラベルを見てだいたいのことが想像できるようにまでなったので有意義だと思っています。

ただワインを勉強しようとするなら好きな産地だけになると思うのですが、試験の出題範囲であったイタリア、スペイン、アメリカ、オーストラリア、チリと幅広い産地のことを知ることができたのも試験のおかげです。

ということでこれからも忘れないようにたまに本をみたりドイツ以外のワインも飲むように心がけたいです。


まずは二次が受かるようにあと三週間がんばらなくてはいけないのですが・。

 

全く意味はないのですが最近写真載せていなかったので・・。


ピルセンにあるチェコビールで最も有名なビール、ピルスナーウルケルの工場見学の話です。

時間になったのでピルセンの街から雪の中工場に急いで戻りました。
先にドイツ語のツアーの人が出発してから英語のツアーがスタートしました。
10人ぐらいでイギリス人、南米の人、アメリカ人と国籍はさまざまでした。

ツアーは2時間ぐらいでボトリング、醸造しているところ、地下の洞窟みたいなところで熟成させているなどを見学しながらところどころで数分のビデオを観る、という内容でした。

歴史を感じる重い醸造所をイメージしていたのですが、全くイメージと異なるところでそれはそれで驚きました。
全てがきれいで最新鋭な設備なのです。チェコにいるとは全く思えませんでした。
ここにきて初めて知ったのですが、アメリカのミラーの傘下らしくそのあかげで最新鋭の大きな工場にできているみたいです。

伝統的なビールなのに、とここの最新鋭の巨大な設備を批判する人もいると思いますが、おいしいビールで人気があるから需要に応えるためにはこういう設備にするのは当然なことだと思います。伝統的な製法を守っていて味にこだわっているというのもこの見学でわかりましたし。

地下の伝統のある巨大な地下迷路みたいな貯蔵庫に大きな樽で熟成させているのですが、樽に毎日温度を記録して管理していたり、樽やそういうところなど昔からのことも垣間見れてよかったです。 
そこで熟成途中のビールを飲めたのですが、おいしくはなかったです。でもビールの原料を感じられる素直な味わいでした。

説明を聴いていて、ここのビールが他と違うところも知ることができてよかったです。
特に、なんで日本やドイツと味が違うのかという疑問も、水によるところの割合が高いこともわかったのが良かったです。このピルセンの地下水がとてもすばらしいみたいで、それによってあの澄んだストレートな味になるのだ、ということに納得できました。

とても驚いたのは説明のビデオにとてもこだわっていたことです。CGやエフェクトをいっぱい使った超ハイテクなVTRでした。300度ぐらいのプロジェクターでVTRが進みにつれプロジェクターが動いていくというものまでありました。
工場見学でここまでするのは日本でもないのじゃないかと思います。
素直にすげーって思いました。


そしてツアーが終わって併設のビアホールでできたてのビールを飲みました。

今まで飲んでいたピルズナーウルケルはなんだったんだ、というくらいうまかったです。ここで飲んだからと言われるかもしれませんが明らかに味が違いました。水の良さと奥深さのある味わいだったのです。ピルスナービールでこなにうまいと思うとは思ってもみませんでした。

一杯目はこんなもくもくだったのですが二杯目からはふつうの泡でした。


3杯飲んでスープとソーセージの皮なしというつまみで1000円という激安で大満足のひと時でした。
ビール好きでチェコにに訪れた人は絶対訪れてほしいです。

やはり自分の目でみたり感じたりすると発見がありますね。
とても充実した一日でした。

伝統と最新鋭のまざったとても特殊で面白いピルズナーウルケル醸造所でした。


一月のヨーロッパ旅で訪れたチェコのビール、ピルスナーウルケルのことを書きます。

 4年前にチェコを訪れた時にはチェコのビールの知識は全くなくて、先入観がなくチェコのピルスナーを飲んだところそのおいしさの虜になりました。その後ビールの世界の虜になったのですが、その中でもその時に飲んだチェコのピルスナーウルケルがピルスナービールのナンバーワンであることはかわりませんでした。
それがいかにおいしかったかに気がついてからはまたチェコに行きたくてしょうがありませんでした。そして絶対ピルズナービールの聖地ピルセンに行ってやろうと思っていたのです。
月日は経って上面発酵のベルギービールにしか目が向かなくなっていたのですが(チェコのビールは日本と同じ下面発酵)、旅のルートを考えていて消去法でルート上にチェコがあがりました。前ほどの熱はなかったもののせっかくの機会だと思いチェコに行くことに決めました。
チェコに行くイコール、ビールの聖地に行くことは必然的に決まりました。


さて、そのピルゼンは首都のプラハから列車で二時間弱のところにあります。大きな都市どうしなこともあり移動は思ってたより楽でした。西欧に比べ料金がかなり安いのにも驚きました。

ピルセンに着きまずは工場見学の予約をすることにありました。日本のガイドブックに書いてあった現地申し込みOKと集合時間の情報のみを信じてむかったのですが情報は間違っていなく見学の申し込みをすることができました。
受付のおばちゃんがちゃんした英語をしゃべっていて対応もすごくやさしかったのがとても印象に残っています。

そして集合時間までまだ少し時間があったので街の中心地に向かうことにしました。街の郊外の新雪の道をがんばって歩いて中心地に向かいました。
工場見学の後に時間がなくなってしまい結果的には最初で最後の街訪問でした。

ぶっちゃけビールがなければ、広場以外には見所のない観光としては何もない街でした。
ビールが好きでなければ来る意味がないところだと思います。観光地というよりは工業地帯なのです。
大きな広場の真ん中には大きな教会?があってこの形の広場はけっこう珍しくこれは見所ではあります。
後で写真をちゃんと撮るはずでしたその時間が消滅したのでわかりにくい写真しか残ってません。


そんなところですが、ビール好きは訪れるべき土地なのです。
ピルスナーウルケルの工場見学の中でピルセンの街のビールの歴史に触れるのですが、そこで初めていかにこの街がビールの街なのかということを知ることができました。
ピルスナーウルケルが生まれる以前もこの街はビールのだったということを初めて知りました。街のほとんどの家でビールを造っていたみたいです。
歴史を今ここで書くととんでもない量になるので省きますが、その街でビルスナーウルケルができあがったこともあってでビールの聖地と言われるようになったのです。
僕にとっては世界で一番うまいと思うピルスナーウルケルが存在するだけでこの街は聖地ですが。

今回はピルスナーウルケルまで到達しませんでした。
続きは次回に。


ヨーロッパに行ったらドイツワインとベルギービールだけを飲んでいるわけではないです。必ず現地の名物の酒を一度は頼みます。そんなに自分の好みではなくても現地の気候と食事がその酒にあうのでとてもおいしく感じることが多いです。
そんな中で気に入ったものを紹介します。これはかなり個人的な主観です。

 ハンガリーのトカイワイン

ハンガリーのトカイ地方のワインにはドイツと同様な貴腐菌のついた葡萄から造られる甘口のワインがあります。しかしドイツと違って、樽の普通の葡萄の中にどのくらい貴腐菌のついた葡萄を入れるのかによって甘さを変えるシステムがあります。貴腐葡萄の量が一番少ないのが1プットニュス、多いのが6プットニュスとなります。そして貴腐葡萄だけで作られるのがエッセンシャルです。これがドイツの貴腐ワイン(トロッケンベーレンアウスレーゼ)と同等になるかと思います。
いくつか種類を飲みましたが、3、4プットニュスで心地よい甘さ、5,6はデザートワインというかんじでした。僕は4プットニュスがバランスがよくて好きでした。
飲んで初めてわかったのですが、トカイワインはドイツの甘口と違ってアルコール度数が高いのです。ドイツの甘口はだいたい9パーセント以下で(もちろん例外もありますが)貴腐ワインやアイスワインでは5.5パーセントなんていうのもあるのにトカイワインは6プットニュスでも12パーセントもありました。。ドイツの甘口と同じような感覚で飲んでたらけっこう酔っ払っててびっくりました。アルコール感があるので同じ甘いでも味わいもかなり違います。
僕は王宮の丘のヒルトンホテル(もちろん宿泊はしていません)の地下の隠れ家みたいなセラーに2回通っておいしいトカイワインを飲んだのですが、95年の6プットニュスが最高においしかったです。そこはグラスで飲んで気に入ったものをボトルで買って持って帰れるのですがそれは1万円弱もしてすごく迷ってたのですが、悩んでたらグラスワイン代とかどんどんまけてくれたので買ってしまいました。まあラベルが焼けてるやつだったのですが中身は変わらないのでいいかと思いました。だから安くしたのだなーとその時わかりました。2本買って5000円ぐらい安くなったのです。
でそこのお兄ちゃんとだいぶフレンドリーになって72年の6プットニュスまで飲ましてもらいました。こういうことがあるから人との触れ合いって大事ですね。もっと色んな言葉覚えてたくさんの人と交流したいと思ってます。もちろん利益のためだけじゃないですよ。

 スペインのルエダ地方の白ワイン

スペインだとリオハ地方の赤ワインが有名ですがルエダの白もおすすめです。すっきりした辛口で脂っこいスペインのつまみにとてもあいます。あまり日本に輸入されていないのが残念です。
やや甘から極甘口まで含めて甘さのあるワインはドイツが世界一だと思っているのですが、辛口の白に関してはドイツが一番ではないと思っていてわざわざドイツを選ぼうとは思っています。特に安めのワインでは差が顕著です。同じ値段だったら断然他の国のほうがおいしく感じます。特にスペイン、イタリアのものが好きです。ドイツと性質は似ているけど味をしっかり感じるのです。でもドイツでも最上級のクラスの辛口はとてもおいしいですよ。


3 ポルトガルのポートワイン

ポートワインはポルト地方で造られていて、スペインのシェリー酒などと同様、酒精強化ワインに分類されていて葡萄の発酵の途中でブランデーを混ぜています。なので発酵が止まって甘さが残るのです。そしてブランデー が入っているのでアルコールが20パーセントと普通のワインよりかなり高いです。
僕はふつうは白ワインのほうを好んで飲むのですがポートワインだけは違います。ポートワインは白のほうが辛口できりっとしてて赤のほうが甘みと深みがあります。5年や10年と長い間熟成させる手法があるのですがそれらは赤用の葡萄から作られています。
リスボンにはポートワイン協会が運営してるバー(といってもソファーが並んでて飲食店ぽくないです)があってグラスで少しの量で味わうことができます。30年や40年熟成というものもあるのですがそれらもとても良心的な値段で飲むことができます。
とってもここが気に入って2日で3回も通ってしまいました。僕は若いものから30年熟成のトゥニーポートまで10種類近く飲みました。古いものは深くてまろやかで幸せを感じます。そういうものがグラスで安価で飲めるのでとてもおすすめの場所です。そして気に入ったものは購入できて持って帰れます。僕は10年熟成を2本と1980年のものを購入しました。古すぎるともったいなくて開けられないので気軽に飲めてなおかつおいしい10年物がベストでした。
ポートワインは1年ぐらい開栓してからもつそうなのでチビチビ飲んでます。バニラアイスにかけて食べるのも最高です。

甘いワイン2つを紹介してしまったので辛口が好きな人には参考にならなくてすみません。でも甘いのが好きな人にはぜひ試してほしいです。ただピンからキリまでかなり差があるので現地で安価な値段で良質なものを飲むことを強くおすすめします。特に古いものは現地でしか飲めないと思うしそれらこそすばらしいのです。
あと番外でポルトガルのヴィーニョヴェルデもおすすめです。微発砲している白ワインですっきりさらっと飲めます。アルコールが低いこともあって長旅に弱くて日本に輸入しても駄目になってしまうみたいで日本ではあまり見かけないのですが、ポルトガルに行ったら試してほしいです。ポルトガルでは食中はビーニョヴェルデ、食後にポートワインを飲んでください。

これらの酒は日本でまで買って飲もうとは思いません。良質で安価なものが日本に輸入されていないので。ドイツのビールなども現地では必ず頼んでおいしくて満足しますが日本で飲もうとは思いません。そんなに区別を感じられないので。やっぱり日本でも飲みたいと思うのはバラエティー豊かでなおかつおいしいドイツワインとベルギービールだけなのです。



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