2012年3月31日土曜日

【訃報】Appleの創業者でiPhoneやiPodを生み出したスティーブ・ジョブズ氏、死去 - GIGAZINE


2011年10月06日 09時11分13秒

Apple社は、同社の創業者であり前CEOのスティーブ・ジョブズ氏が10月5日早朝に亡くなったことを発表しました。

Apple - Remembering Steve Jobs

Apple has lost a visionary and creative genius,and the world has lost an amazing human being.Thone of us who have been fortunate enough to know and work with Steve have lost a dear friend and an inspiring mentor.Steve leaves behind a company that only he could have built,and his spilit will forever be the foundation of Apple.
If you would like to share your thoughts, memories, and condolences, please email rememberingstevbr/>Appleは将来を見通す創造的な天才を失い、この世界は一人のすばらしい人間を失いました。スティーヴと共に同じ時代を生き、または共に働く幸運に与った私たちは、親しい友であり、同時にインスピレーションを与えてくれる師を亡くしたのです。スティーヴは彼だけが作り得た会社を遺しました。彼の魂は永遠にAppleの礎として生き続けるでしょう。
弔辞や(スティーブについての)考え、そして思い出を共有したい方は、こちらのアドレス(rememberingstev/blockquote>

Apple - Press Info - Apple Media Advisory

IT業界でライバル的なポジションにあったMicrosoftのビル・ゲイツ会長は以下のようなメッセージを寄せています。

I'm truly saddened... | Facebook

I'm truly saddened to learn of Steve Jobs' death. Melinda and I extend our sincere condolences to his family and friends, and to everyone Steve has touched through his work.
Steve and I first met nearly 30 years ago, and have been colleagues, competitors and friends over the course of more than half our lives.
The world rarely sees someone who has had the profound impact Steve has had, the effects of which will be felt for many generations to come.
For those of us lucky enough to get to work with him, it's been an insanely great honor. I will miss Steve immensely.
スティーヴ・ジョブズの死を心から悼みます。メリンダと私はスティーヴの家族と友人諸氏、そして彼の業績に携わった全ての方々に心からお悔やみを申し上げます。
スティーヴと私は30年ほど前に初めて出会い、それからの半生を僚友として、競争相手として、そして友人として過ごしてきました。
世界は彼ほど巨大なインパクトを持ち、何世代にもわたって影響を及ぼしうるような人物に再び巡り会うことはないかもしれません。
我々は幸運にも彼と共に生き、働くことができたのはこの上なく光栄なことでした。
彼の死を心から惜しみます。

Apple社役員会の声明はこちら。

Apple - Press Info - Statement by Apple's Board of Directors

2012年3月29日木曜日

カテゴリー[その他酒] - ヨーロッパ、ドイツワインについてのいろんなこと


僕はドイツワイン好きですが、いちおう資格を持ってる身ですし現地で飲むとおいしいワインに出会える確率が高いので、ワイン産地のあるヨーロッパの国を訪れるときにはその地のワインを飲むようにしています。
事前に勉強はしますが、ちゃんと把握しているわけでもなく、ワインバーやレストランなどで手頃な値段のグラスワインを飲む程度なので、その国のワインに少しふれる程度ですが、それでも傾向などは理解することができます。
代表する品種と産地はおさえるようにしていたり考えては飲んでいます。

ということで一週間いたクロアチアとスロベニアでもなるべくワインを飲むようにしました。

産地までをはっきりと意識しながら飲んでいたわけではないので、ふたつの国のワインの違いを書きつつ特徴を書くぐらいにとどめます。

大雑把にいってしまうと、クロアチアは地葡萄の品種が中心でスロベニアは日本でもよく知られているフランスでも使われている葡萄品種が中心でした。
とはいえどちらもフランスやイタリアとは異なる独特の味わいでした。でもスロベニアのほうがわかりやすい品種なのでなじみやすいかなと思いました。

そしてスロベニアのワインは下のクラスでもおいしく飲めるワインは多く、むしろ同じ値段を出すならフランスやイタリアのものよりおいしいと思えるワインが多いような気がしました。高いのにはしっかりしたものもあると思いますが、手ごろなものは比較的ライトなタイプが一番良いような気がしました。ライトとはいえどカベルネソーヴィニヨンもなかなか良かったです。
白ではピノブランなどがあり、イタリアのワインより僕は好きでした。

クロアチアのほうは気候の特徴もあるのかイタリアのようなテイストの赤ワインが多かった気がしました。多少濃いめで熟した葡萄を感じるタイプです。ただ土地の風味で異なるテイストに仕上がっています。
こういうワインは低価格ではなくそこそこしっかりとした造り手のほうが良いような気がしました。
そういう価格帯のワインはコストパフォーマンスも含めて他の国に比べて秀逸だと思いました。

ということで、気軽に飲めるタイプのおいしいワインに出会えるのがスロベニア、ワイン好きも納得するワインに多く出会えるのがクロアチアかなーと思いました。
とはいえクロアチアの北のほうはスロベニアと似ているものもあると思うので一概にはいえないとは思いますが大きく括るとそんなかんじだと思いました。

この二つの国のワインは、すーっと飲みやすいタイプも多くコストパフォーマンスも良いので日本に輸入されてたら好意的に受け入れられるのではないかと僕は思っています。
東のほうではオーストリアが注目を浴びていますが、クロアチアとスロベニアも日本でもそのうち火が付つくよう気がしています。



ドイツワインではなく違う国に浮気してみます。

僕はドイツワインを一押ししていますが、低価格の辛口(フルーティーなのを含む)の白ワインはドイツよりもおいしいのはいっぱいあると考えていたりします。もちろんドイツだけでフルコースで選んでくれと言われれば簡単に選べますが、僕自身だったら同じ値段でドイツと他の国のがあったらイタリアやスペインのを選んでしまいます。
現地でもそこで飲むその土地のワインはレストランやバルのデイリーのグラスワインでもすごくうまく感じます。特にスペインでは全くはずれにあいませんでしたから。
(日本だと好みにあうフランスの白にはほとんど出会いませんが。)

そんな僕が新たな辛口のすばらしい国を知ってしまいました。
それがオーストリアです。

今まで全くオーストリアワインを飲んだことがなくてドイツワインに似ているだろうくらいのイメージしかなかったのですが、オーストリアを訪れることが決まったのでワインについても情報を少しだけ仕入れて現地に着いた状態でした。

ほとんど無知に近い状態でしたが色々な葡萄の種類を飲むことにしました。産地や醸造所はよくわからんので。

といってもやはりピンきりなのは明らかなので信頼できそうな店でだいたいは飲みました。
一番利用したのはWEIN&Coという酒屋なのですがバーが併設しているところもあります。ウイーンには何軒もあるし他の都市にもだいたい存在しています。グラーツでも利用しました。
ウイーンで金曜の23時ごろに入ろうとしたら立つ場もないくらいぎゅうぎゅうに人がいたので諦めました。安いというのもあるから人気があるみたいですね。

他にはウイーンでは地下にあるセラーみたいなところを改造したワインバーや空港でも飲みました。空港に酒屋併設のバーがあるってすごくうれしいです。初めて発見したのですが他の国にもあってほしいです。

さてワインですが、けっこうちゃんとメモを書いていたのですが、ドイツでそのメモを落としてしまいおおまかなことしか覚えていないのをご了承ください・。

オーストリアで一番有名で生産量も多い白の品種がグリューナー・ヴェルトリーナーです。
早飲みのワインということで質もたいしたことないと思っていたらそんなことはありませんでした。
酒屋がグラスワインで提供するようなワインは十分満足できますし、トップの醸造所もこの品種ですばらしいワインを造っているみたいです(ドイツでのグローセスケヴェックスのようなものです)。
まだ僕はそこまで高いのは飲んでいませんがデイリーワイン的なものでもおいしかったです。キリッとしていて引き締まっているのが他の国の同価格のワインと違うところですごく良いなーとおもいました。和食にもあわせられます。

他にはムスカートも同じような印象ですごい良かったし、シャルドネもブルゴーニュのニュアンスを感じてよかったです。他の品種でもどこに似ているかというとブルゴーニュの味わいに近いかなーという印象でした。
ヴェルシュリースリングは僕の好みではないみたいです。モワッとするものがあまり好きではないというこもあって。がぶ飲みのデイリーワイン用という印象でした。

結論をいえば低価格のデイリーワイン(10ユーロぐらいまで)の辛口ならドイツのQBAかカビネットよりもオーストリアのワインのほうが質は良いと思いました。
ドイツの下のクラスの辛口はまったりとしたかんじなので飲み口や口の中での印象があまり良くないのですが、オーストリアのは引き締まっているかんじで飲みごごちがとてもよいのです。そのうえにフルーティさもありアルコール感もあまりないのでフランスやイタリアとは異質な飲み心地です。
オーストリアは昔はドイツと同じようなワインを造っていたみたいなのですが、不凍液というものを混入させて甘くさせていたという事件が発覚してから印象が悪くなったので、信頼を回復させるために独自の路線ということで辛口のワインに力を入れていたみたいです。この努力が身になっていると僕は実感しました。

貴腐系の甘いワインも2種類飲みましたがこれはパッとしませんでした。アルコール感がけっこうあるのでそれならソーテルヌやトカイワインのほうが良いし、ドイツのリースリングのような甘口(モーゼルやラインガウのような)も存在しないような気がしたので、あまりおすすめはできません。
それに僕はオーストリアでドイツのシュペートレーゼやアウスレーゼのような甘口のワインを全く見かけませんでした。
オーストリアにしか行かないのなら甘口ワインを飲む価値はあるとは思いますが。

2012年3月28日水曜日

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2012年3月26日月曜日

Welcome To Arizona - アメリカ生活のヒント


時間以外は、ほとんどの生活の単位を10進法(メートル法)に慣れた日本人には、アメリカでの単位(ヤードポンド法)がとても難しく、馴染み難い。 
また長年の習慣で、メートル法の単位で言われると、距離とか速度とか温度とかが、頭と体で理解出来、想像出来るのだが、アメリカでの単位だと、当然ピンとこない。 
その為、単位を変換する事がどうしても必要になるが、全ての変換単位を覚えるのは大変だし、ほとんどの場合、電卓など持っていないので、自分なりに簡単な変換方法を使っている。
100%正確ではないが、数学の問題を解いているのでは無いし、実用的な変換法だと思う。

温度
華氏(F)から摂氏(C)への変換。 先ず(華氏−32)÷2の計算をする。
これでかなり摂氏に近くなっている。 この答えの10分の1を足すと、ほぼ正確な摂氏になる。

つまり100度Fは(100−32)÷2で34となるので、さらに3.4足して、37.4度C。(正確には37.8度) 
120度Fは(120−32)÷2で44。これに4.4を足して48.4度C。(正確には48.9度) 
もっと乱暴だが簡単なのは、最初の(華氏−32)÷2に4を足す。気温に関しては先ず問題ない。

2012年3月25日日曜日


■ 健全な食生活における野菜・果物の重要性  その17

野菜等健康食生活協議会事務局 財団法人食生活情報サービスセンター

 

■ 野菜・果物の健康維持機能に関する
研究動向 (3)

 

3. 主な果物の生理機能 (1)

A. カンキツ類

カンキツ機能性成分に関して最近新しく報告されたカンキツ成分の体内動態に関する研究と、がん予防以外の機能について紹介します。

 

(1)キサントフィル類がヒトの脳内で検出された

β-クリプトキサンチンには、培養細胞を使用した実験で神経細胞を活性化する作用を有することがみとめられていますが、このものが脳関門を通過出来るかどうかに関する知見はありませんでした。

Craftらは抗酸化物質が脳内で機能を果たしているかを知るための一環として、ヒト(死体)の脳における抗酸化物質の定量を行いました。

トコフェロール、レチノールなどとともにカロテノイドも検出、β-クリプトキサンチンなどのキサントフィル類の割合が高かったことを報告しています。

β-クリプトキサンチンの抗酸化などの機能が脳内でも発現している可能性が考えられます。

また、ラットではβ-クリプトキサンチンが脳内へ移行する可能性について報告されています。

 

(2) β-クリプトキサンチンが骨髄で検出された

β-クリプトキサンチンには培養細胞での骨代謝改善作用が明らかにされています。

β-クリプトキサンチンが動物の骨髄に入るかは明らかにされていませんでしたが、西尾らは骨随中に検出できることを示しました。

ラットにβ-クリプトキサンチンを投与することで、骨中のカルシウムが高まるなどの結果も含め、このカロテノイドが骨密度の上昇、骨粗鬆症の予防に役立つ可能性が高まりました。

 

(3)フラボノイドの代謝

カンキツの重要なフラボノイドであるヘスペリジンは体内に入った後、配糖体からアグリコンであるヘスペレチンに変換されさらに抱合体となって体外に排出されるとされていました。

松本らは、ヘスペレチンの一部がラット体内でホモエリオディクトールに変換されることを示しており、ヘスペレチンとは異なる機能が期待できると考えられます。

ノビレチンに関しても、ラット投与後に脱メチル化がおこり、何種かの代謝物ができる事が示されており、代謝物は炎症反応の抑制作用がノビレチンより強いことが分かりました。

ヘスペレチンとノビレチンは、PI3-K 経路でIgEによる好塩基球の刺激を抑制します。

ウンシュウミカン(果皮も含む)を摂取は、春先のスギ花粉によるアレルギー鼻炎の軽減に関与しているかもしれません。

 

(4)肥満

肥満は、がんや循環器疾患など多くの病気の危険因子となっています。

適切な食生活と適切な運動で適正な体重を維持するのが理想ですが、抗肥満薬によるコントロールが必要な場合もあります。

抗肥満のサプリメントが多く市販されています。

マオウに含まれるエフェドリンもその一つですが、副作用が問題となり使用が禁止されました。

体重減少の理屈としては、交感神経のβ-3に対する作動薬となり、熱産生が高まり、また食欲を減少させることで体重減少につながるという理屈が受け入れられています。

マオウに代わるものが、ダイダイの果皮抽出物です。

カンキツ類にはシネフリンとその関連物質が含まれており、熱産生作用があると思われることから、マオウの代替となるのではないかと考えられ、米国では多くの製品が販売されています。

ダイダイの果皮抽出物は抗肥満効果が期待できるかどうかについて、また安全性に関して、より多人数による厳密な臨床試験が必要と考えられます。

 

(5)アルツハイマー病

アルツハイマー病は、脳実質にアミロイドβ-ペプチド(Aβ)が蓄積(老人斑)することがきっかけとなり、さらにタウタンパク質が神経細胞に蓄積(神経原線維変化)し、神経が機能不全をおこし細胞死にいたるために認知能力が低下したり、精神症状が現れたりすると考えられています。

アルツハイマーモデルラットにおいて、ノビレチンはAβが惹起する学習障害を予防する効果があります。

また学習障害の改善とともにコリン作動性神経細胞を変性から救う作用があることが見いだされました。

 

B. リンゴ

リンゴ(Malus pumila)はバラ科ナシ亜科に属する果樹で、ヨーロッパでは古くから栽培されていました。

数多くの疫学調査、ヒト介入研究などから、リンゴには生活習慣病予防に効果があると報告されています。

栄養成分が記載されている日本食品標準成分表を見ても他の食品と比べて特徴的な成分は見あたりませんが、抗酸化成分を豊富に含むことが明らかにされています。

 

フィンランドで25年間、疫学調査が行われ、リンゴ摂取は、肺ガンに対する予防効果がきわめて高いことが分かりました。

リンゴを多く食べている人は、食べていない人に比べて、リスクが58%も減少しました。

また、リンゴの摂取は、肺ガンを含むすべてのガンに対しても17%リスク下げると報告されています。

さらに、約1万人の男女を調べた疫学調査から、リンゴの摂取は、脳卒中になるリスクを、男性で41%、女性で39%下げると報告されています。

 

心臓病や脳卒中に対するリンゴの効果も、明らかになってきています。

フィンランドで1967年から28年間、約1万人の男女を調べた疫学調査(コホート研究)から、リンゴの摂取は、脳卒中になるリスクを、男性で41%、女性で39%下げると報告されています。

 

イギリスでは、子供に気管支ぜん息やアトピー性疾患の患者が増加しています。

男性5,582人、女性5,770人を対象に、気管支ぜん息の症状発症と食品の摂取量との関係について疫学調査が行われました。

その結果、生鮮果実を多く摂取していると、気管支ぜん息の症状が軽減されることが分かりました。

この報告を受け、どの食品が気管支ぜん息の予防に役立つかについて、イギリスで気管支ぜん息の患者1,471人と健康な人2,000人を対象に疫学調査が行われました。

その結果、リンゴの摂取量が多いと、気管支ぜん息になるリスクが減ると報告されています。とくに、1週間に2回以上リンゴを摂取していると、気管支ぜん息に罹患するリスクが32%減りました。

 

オランダ・ズフェン地域の住民に対する研究において、気管支炎、肺気腫等の慢性非特異的肺疾患と食生活について25年間(1960〜1985年)にわたって調査した結果、リンゴの摂取(相対危険度0.63)は、これらの発病を抑制する働きが認められました。

 

その他、興味深い研究として、英国で行われた2,512人を対象にした5年間の追跡によるコホート研究で、肺機能(1秒間での強制呼気量)と食品摂取との関係を調査した結果、リンゴを1週間に5個以上食べている人の肺機能が高いことが分かりました。

 

最近、ブラジルで行われた肥満の女性に対する研究からリンゴを摂取すると体重が減ることが分かりました。

BMIが25以上の女性(30〜50歳)に対して1日3個のリンゴを4ヶ月食べてもらったところ、体重が1.22kg減ったと報告されました。

減少量が少ないと感じられるかも知れませんが、カロリーを同じにしたオートムギのクッキーを食べた人より統計的に有意に減少しました。

そのため、著者らは、リンゴの摂取は、体重の減少に寄与すると結論づけています。